2013-01-01から1年間の記事一覧
ムガル帝国の創設者バーブルというと、インドの歴史の人物というイメージが強いと思います。そんな彼の伝記はあるようで無かった(本の1章と言うことであ ればありましたが)のですが、それが今回山川出版社の「世界史リブレット人」シリーズの一冊としてで…
山川出版社から、世界史リブレットの伝記ヴァージョンである「世界史リブレット人」の刊行が始まりました。最初の5冊は以下の5人です。・アレクサンドロス大王(澤田典子)・孔子(高木智見)・カール大帝(佐藤彰一)・バーブル(間野英二)・ビスマルク(…
英国出身の詩人(ただしアメリカでの仕事はペット葬儀社勤務)デニスは映画会社を首になったことをきっかけに自殺してしまった同居人サー・フランシスの葬 儀のため、ハリウッドでも評判の葬儀会社「囁きの園」をおとずれます。そこではエンバーミング(死化…
むかし、ルトガー・ハウザー主演の映画で「聖なる酔っぱらいの伝説」という作品がありました。パリのホームレスがふとしたきっかけでお金を手にし、それか ら不思議な事が色々と続くという感じの話だったと記憶しています。それを含めた5つの作品の邦訳が岩…
3月はお薦めしようと強く思える本がとくになく、4月は記事のアップが間に合わず(結局5月1日に本村凌二(編著)「ローマ帝国と地中海文明を歩く」をアップしました)、なかなか本の感想がアップされていない状態が続いてしまいました。 その反動というわけで…
山川出版社から刊行が開始された「世界史リブレット人」シリーズ第1回配本はアレクサンドロス大王、バーブル、ビスマルク、孔子、カール大帝の5冊でし た。アレクサンドロス大王については、これまでも数多くの伝記が出版されているため、この本は果たして…
本当は4月に読んだ本で、4月のお薦めに書くはずだったのですが感想を書き忘れて5月になってしまいました。 東大名誉教授の本村先生と、本村ゼミ関係者を中心とする執筆者からなる本がでました。こう言う構成だと、てっきり難しい論文集になるのかと思いきや…
5月になってしまいました。4月のお薦めをかいていなかったりしますが、忙しくてかけなかったので、5月分と一緒にかくことにします。 南川高志「新・ローマ帝国衰亡史」岩波書店(岩波新書):読了 ロン・カリー・ジュニア「神は死んだ」白水社:読了 クプカ…
3月は、これは絶対お薦めしたい、と思えるほどの本はなし。 はたして4月はどうなるか。 トレイシー・シュバリエ「貴婦人と一角獣」白水社:読了 本村凌二他「ローマ帝国と地中海文明を歩く」講談社:読了 ピーター・ディア「知識と経験の革命」みすず書房:読…
2月は、思ったほど本を読めずに終わってしまいました。3月はもうちょっとしっかり読みたいとおもっています。3月は以下のような本をよんでいます。 倉本一宏「藤原道長の日常生活」講談社(現代新書):読了 逸見喜一郎「ギリシャ神話は名画でわかる」NHK…
時代は現代のイギリス、独裁的かつエネルギッシュな大富豪サー・ジャック・ピットマンがイングランドのワイト島にあるテーマパークを建設することを計画し ます。そこには多くの人が「イングランドらしい」と思うものがこれでもかとつぎ込まれました。ロンド…
2月になりました。こんな感じで本を読んでいます。 仕事とドラクエにかなり時間をとられているような気がしますが、すこしはよめたかな。 (拍手へのコメント) グリーンブラット、是非読んでみて下さい。面白いですよ。もっとも、コメントを頂いてからかな…
足利義満というと、日明貿易を巡る「屈辱外交」、皇位簒奪計画などなどによりあまり評判の良くない人物です。しかし、中世日本の政治史をみるなかで、彼の 存在感は極めて大きいということもまた否定できません。足利義満の朝廷での歩みはその後の足利将軍達…
えっと、最近になって、自分のブログ記事への拍手の中に、コメントが付いている物があると言うことに気がつきました。すみません、すっかり見落としていま した。2009年から2012年までの間に1年に1件くらいですが、お返事をしておくべきだったのかも(個人的…
新しい年を迎えました。今月はこんな感じで本を読んでいます。 小川剛生「足利義満」中央公論新社(中公新書):読了 パトリック・ル・ル「ローマ帝国」白水社(文庫クセジュ):読了 渡邊義浩「王莽 改革者の孤独」大修館書店:読了 ベルンハルト・シュリン…