まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

イアン・マキューアン(村松潔訳)「ソーラー」新潮社

ノーベル賞受賞科学者ビアード、彼はちび・でぶ・はげの三拍子がそろった女好きな物理学者です。妻がいながら愛人を作り(相手の女性はどうも絶世の美女タ イプではなく、一寸個性的な方が多いような気がする)、科学的・合理的思考を最善の物と信じ(本書の…

ポール・カートリッジ(橋場弦監修・新井雅代訳)「古代ギリシア 11の都市が語る歴史」白水社

古代ギリシア史に関する入門書や概説書は世の中に結構あります。オーソドックスなものですと時代の流れに沿って出来事を並べ、その中で色々なテーマを取り扱うという形で書いていく感じになると思います(各社の「世界の歴史」シリーズはそのような感じです…

土口史記「先秦時代の領域支配」京都大学学術出版会

(本当は7月に読み終わっていたのですが、感想を書き上げるのが遅れたので、8月分に掲載することにします。) 中国史をならうと、郡県制と言う言葉が出てきます。秦漢帝国の時代から使われ、その後の中国の統治にも引き継がれるような仕組みですが、それがい…

8月の読書

8月に入りましたね。8月はこのような感じで本を読んでいます。 あと、7月に感想を書こうと思っていたものの、諸般の事情により8月に感想を書いてアップする本が1冊あります。 イアン・マキューアン「ソーラー」新潮社:読了 下田淳「居酒屋の世界史」講談社…