まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

木村靖二(編)「1919年 現代への模索」山川出版社(歴史の転換期)

山川出版社の「歴史の転換期」シリーズも残すところあとわずかとなってきました。今回出たのは1919年、現代という未だ人によって評価や判断の基準が定まらない時期をあつかいます。 「現代とは何か」といわれたときに、これだという明確な指標や定義という者…

ウィリアム・ダルリンプル(小坂恵理訳)「略奪の帝国 東インド会社の興亡(上・下)」河出書房新社

イギリス東インド会社というと、ヨーロッパの重商主義政策の展開や、イギリスによるインド植民地化の話でかならず登場する勢力です。イギリス東インド会社がインドに進出を図ったのは17世紀、インドはムガル帝国のもとで繁栄を極めていました。それが、18世…

7月の読書

7月になりましたが、8月でteacupがサービスを終えてしまうので、はてなブログに移転してきました。現在このような本を読んでいます。 ウィリアム・ダルリンプル「略奪の帝国 東インド会社の興亡(上・下)」河出書房新社:読了 木村靖二(編)「1919年 現代…

上半期ベスト

上半期はぜんぜん本が読めておりません。それはこのブログの記事の少なさにも出ています。というわけで、上半期ベストは6冊だけになりました。上下巻とか3巻本とかありますが、それは1つということで。 前田弘毅「アッバース1世」山川出版社デイヴィド・アブ…