まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小松久男「近代中央アジアの群像」山川出版社(世界史リブレット人)

近代中央アジアというと、漫画の「乙嫁語」の舞台として知っている人もいるでしょう(漫画の時代設定としては、おそらくこの本で扱う時代よりも前だと思いますが)。また、世界史の授業ではウズベク族の3ハン国とか習ったなと思い出す人もいるかもしれません…

比佐篤「貨幣が語るローマ帝国史」中央公論新社(中公新書)

共和政の時代から帝政の時代まで、ローマ帝国では数多くのコインが作られてきました。それは今では博物館に展示されていたり、コレクターが収集・所蔵していますし、時折古代ローマ時代のコインが発見されたというニュースが入ってくることもあります。 こう…

島田竜登(編)「1789年 自由を求める時代」山川出版社(歴史の転換期)

山川出版社の歴史の転換期シリーズの第3回配本は、1789年というタイトルです。このタイトルを見た瞬間に、多くの人がこれはフランス革命とそれがその後の世界に与えた影響であったり、ヨーロッパ近代の話が多くなると思うかもしれません。しかし、本書の構成…

森田安一「ルター」山川出版社(世界史リブレット人)

ドイツで宗教改革が16世紀に起こり、それがきっかけでヨーロッパのあり方は大きく変化していきました。この動きはヴィッテンベルク大学の聖書学教授であったルターが、免罪符販売に対し「95か条の論題」を張り出したことがきっかけであったと言われています…

9月の読書

9月はこのような本を読んでいます。今月は、先月から読んでいた本、いつも紹介することにしているシリーズなど、いろいろあり、感想文も多くなっています。そしてまだ読み終わっていないプリンチーぺの錬金術本もある。 小松久男「近代中央アジアの群像」山…