まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

上半期ベスト約10冊

少し早いかなとは思ったのですが、もうここで上半期のベスト約10冊を発表してしまおうかと思います。 2月と3月が全くブログに感想を書かないまま終わってしまったのですが、その後反動が出たのか ブログの更新が4月と5月に急に増えました(コロナのせい、と…

中谷功治「ビザンツ帝国 千年の興亡と皇帝たち」中央公論新社(中公新書)

ヨーロッパとアジアにまたがる領土を保持しつつ、千年に渡り存続したビザンツ帝国、その歴史を扱った本が2019年から2020年にかけて次々と刊行されています。このブログでもいくつか取り上げて感想を書いてきました。まるで「日本におけるビザンツ年」のよう…

ビュルガー(酒寄進一訳)「ほら吹き男爵の冒険」光文社(古典新訳文庫)

ミュンヒハウゼンというと、今では人の気を引くために怪我や病気を捏造するようになる病気の名前でよく出てきます(ミュンヒハウゼン症候群、代理ミュンヒハウゼン症候群)。少々おどろおどろしい演出のテレビ番組などでこの病気の人が他人を傷つけていたと…

6月の読書

6月になりました。6月は以下のような本を読んでいます。 >6月9日に拍手コメントを下さった方コメントありがとうございます。中世ヨーロッパの軍事史に関する本は色々ありますが、セッティアの本はなかなか面白かったので紹介してみました。 サルマン・ラシ…