まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

デイヴィッド・ベニオフ(田口俊樹訳)「卵をめぐる祖父の戦争」早川書房

ドイツ軍による包囲まっただ中のレニングラードに暮らしていた著者の祖父レフは、略奪罪に問われ、秘密警察に捕まった事がきっかけで秘密警察の大佐から奇 妙な命令を受けることになりました。それは、結婚式のケーキを焼くために卵1ダースが必要になるから…

ダニイル・ハルムス(増本浩子、ヴァレリー・グレチェコ訳)「ハルムスの世界」ヴィレッジブックス

ロシア・アヴァンギャルドの代表的作家、不条理文学の先駆者といわれるダニイル・ハルムスの短篇集です。ただし、短篇集とは書いたものの、1頁にも満たない文章も非常に多く収録されています。 内容について説明することは極めて困難です。同じ内容の繰り返…

8月の読書

8月はこんな感じで本を読んでいます。色々と忙しいため、そんなに冊数は読めない月になりそうですが、ま、そういうときもあるからいいか。 谷口研語「流浪の戦国貴族 近衛前久」中央公論新社(中公新書):読書中 エドヴァルド・ルトベラゼ「アレクサンドロ…