まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アミン・マアルーフ「サマルカンド年代記 『ルバイヤート』秘本を求めて」筑摩書房(ちくま学芸文庫)

『アラブが見た十字軍」(ちくま学芸文庫)でアラブ側の視点から十字軍の歴史を分かりやすく描いたアミン・マアルーフが、中東を舞台に書いた歴史小説を何冊か書いているようです。この「サマルカンド年代記」もそのような小説の一つですが、邦語訳されてい…

ジェフリー・フォード「白い果実」「記憶の書」「緑のヴェール」(国書刊行会)

ジェフリー・フォードの幻想小説「白い果実」「記憶の書」「緑のヴェール」3つまとめてアバウトに紹介すると、「理想形態都市」とよばれる町の観相官クレイを主人公とする幻想文学、ということになります。しかし彼が観相官をしているのは「白い果実」盗難事…

ベルク

10月の読書でとりあげた「新宿最後の小さなお店ベルク」ですが、今回は通常の書籍紹介とかなり違うテイストになっています。本の内容紹介よりも自分の思いを一寸ぶちまけてみたというか何というか…。 この本を読まれた方、機械があったら是非「ベルク」へ行…

井野朋也「新宿駅最後の小さなお店ベルク」ブルース・インターアクションズ

新宿駅東口改札を出て徒歩十数秒、そこに「ベルク」というお店があります。どのようにカテゴライズしたらよいのか、一寸考えてしまうのは、私はもっぱらここではビールを飲み(時々水出しアイスコーヒーをのんだりしていますが)、パンを食べ、エネルギーを…

10月の読書

10月に読んだ本は以下の通り。とはいっても2日の時点で全然よんでいないのですが…。 とりあえず、いまのところベルク本の感想は近いうちにアップしようかと思っています。感想どうこうより、「まず読め、そしてベルクにいけ」と言いたいですが。 林佳世子「…