まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

冨田健之「武帝」山川出版社(世界史リブレット人)

前漢の武帝というと、衛青や霍去病による対匈奴戦争、張騫の大月氏への派遣をきっかけにした西域への勢力拡大、各地への度重なる遠征により財政が悪化する なかで実施された均輸・平準など財政政策、郷挙里選に見られる人材登用、そして儒学を官学化したこと…

木畑洋一「チャーチル」山川出版社(世界史リブレット人)

2月の世界史リブレット人のうち、1冊はイギリスの首相などを歴任したチャーチルについて扱った一冊です。チャーチルというと、第二次世界大戦の時に強力 なリーダーシップを発揮して勝利に導いたというようなイメージがある人も多いかと思います。では、本…

ゾフィア・ナウコフスカ(加藤有子訳)「メダリオン」松籟社

第2次世界大戦は1939年にドイツがポーランドに侵攻した時から始まりました。そしてポーランドは瞬く間にドイツに制圧され、国土はドイツと(不可侵条 約に付随した秘密議定書に従い)ソ連により分割占領されてしまいました。そしてドイツ軍占領下のポーラン…

2月の読書

2月に入りました。このような本を読んでいます。 今月は、講談社学術文庫から「アレクサンドロスの征服と神話」がでています。当然読みましたが、感想は過去に既に書いていますので、そちらを見ていただけ ると幸いです。あえて付け加えるなら、あとがきの…