まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋ブランカ「東京まで、セルビア」未知谷

(注)著者名ですが、「高」は、本当は、はしごだかのほうです。それで入力したところ文字化けを起こしたので普通の「高」にしています。すみません。 張鼓峰事件を研究しているロシア人の歴史学者がパーティでであった、青いチャイナドレスに紺のマニキュア…

エドワード・ケアリー(古屋美登里訳)「堆塵館(アイアマンガー三部作1)」東京創元社

19世紀、ヴィクトリア女王の時代のロンドンのある地区に、巨大なゴミ捨て場がありました。そして塵の山の中心には、地上7階、地下6階、礼拝堂や診療所、食堂、教育施設まで備え、地下には鉄道の発着すら可能という館というにはあまりにも巨大な「堆塵館」…

山田重郎「ネブカドネザル2世」山川出版社(世界史リブレット人)

新バビロニア王国のネブカドネザル2世というと、バビロン捕囚を行った王、「空中庭園(吊庭)」を作った王、そしてダニエル書に書かれ、ブレイクの絵画のもととなった国を追われ荒野をさまよい獣と化した(ただし、後で神に許され復活する)王といった話が…

2月の読書

2月になりました。こんな本を読んでいます。エドワード・ケアリーのアイアマンガー三部作は、早く続きが読みたい。そして、現時点ではこれはベスト本候補だな。 熊野聰「ヴァイキングの歴史」創元社:読了 エヴゲーニー・ヴォドラスキン(日下部陽介訳)「聖…