まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

南川高志(編著)「B.C.220年 帝国と世界史の誕生」山川出版社(歴史の転換期1)

歴史の書籍および学習参考書でお世話になった人も多い山川出版社から、世界史のシリーズ物が久々に出ました。「歴史の転換期」というシリーズの元、ある年代およびその前後を対象として、「世界」のあり方を示していこうというもののようです。 この紀元前22…

吉武純夫「ギリシア悲劇と「美しい死」」名古屋大学出版会

「美しい死(カロス・タナトス)」という表現がギリシア文学にはあるようです。三島由紀夫があこがれた、古代ギリシアにおける「美しい死」とは一体何なのか、美しいなどの意味を持つギリシア語である「カロス」で形容される死とは何か、その意味がどのよう…

北村紗衣「シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 近世の観劇と読書」白水社

英文学というとシェイクスピア、良くも悪くもそのようなイメージが定着しているように思います。用いられるセリフが格言のような形で使われることが多く、教養として必須であるという人もいます。また、日本の英語教育について何か文句を言いたい人が、「シ…

4月の読書

4月になりましたが、4月はこのような本を読んでいます。 山川出版社から、「歴史の転換期」というシリーズが刊行され始めました。第1回配本は紀元前220年、そのほかの巻をみると、378年、750年、1187年、1348年、1571年、1683年、1789年、1861年、1905年…