まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

深澤秀男「西太后」山川出版社(世界史リブレット人)

清朝末期の権力者として長きにわたり君臨した西太后。彼女については様々な評価が見られます。海軍の費用を離宮改修に回すなどの浪費により清朝を滅亡に追いやった張本人、あるいは内憂外患に見舞われた清朝を半世紀に渡支えた女傑、そのような評価が見られ…

国本伊代「ビリャとサパタ」山川出版社(世界史リブレット人)

20世紀前半におきたメキシコ革命については、ディアスの独裁体制が打倒され、その後大統領となった自由主義者のマデロもウェルタのクーデタにより斃れるが、護憲派勢力がウェルタを打倒することになります。しかし護憲派勢力の内部でも対立が起こり、カラン…

(再読)森谷公俊「アレクサンドロスの征服と神話」講談社

このブログを開設する以前に読んだ本で2007年のベスト本にいれ、自分のサイトでも内容紹介を書いたものですが、最近こちらのブログで紹介されているのをみかけ、久し振りに読み直してみたくなって読んでみました。なので、感想は昔書いた物の焼き直しのよう…

板橋拓己「アデナウアー 現代ドイツを創った政治家」中央公論新社(中公新書)

第2次世界大戦により国土は荒廃、東西に分裂したドイツにおいて、西ドイツの初代首相として西ドイツの国際社会への復帰、復興を進めたアデナウアーは国内でも非常に高い人気を誇る人物のようです。そんなアデナウアーについての評伝です。 本書ではアデナウ…

6月の読書

6月はこのような本を読んでいます。 5月は思ったほど読めなかったからなあ、、、 ロバート・M・エドゼル「ナチ略奪美術品を救え」白水社:読了 ポール・オースター「リヴァイアサン」新潮社(新潮文庫):読了 セス・フリード「大いなる不満」新潮社:読了 …