まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

会田大輔「南北朝時代 五胡十六国から隋の統一まで」中央公論新社(中公新書)

魏・呉・蜀の三国鼎立は晋により統一され、中国は再び統一王朝による支配となりました。しかし晋による統一は短期間におわり、華北は五胡十六国時代と呼ばれる分裂の時代、江南以下南部では司馬氏による晋の支配という状況に突入します。4世紀の動乱の時代か…

ジョゼ・サラマーゴ(木下眞穂訳)「象の旅」書肆侃侃房

時は16世紀、海洋帝国ポルトガルの国王ジョアン3世はオーストリア大公マクシミリアンへの贈り物をどうするか考え、インド象を送ることにしました。その名もソロモンというインド象と象使いのスブッロは兵士達に守られながらリスボンを出てウィーンへ向かいま…

10月の読書

10月になりました。次のような本を読んでいます。ただ、秋冬は忙しくなるためペースは落ちるかとおもいます。なお、先月一度読んで、何度か読み返している本もあります。 会田大輔「南北朝時代」中央公論新社(中公新書):読了 ジョゼ・サラマーゴ「象の旅…