まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

森部豊「安禄山 安史の乱を起こした「ソグド人」」山川出版社(世界史リブレット人)

安禄山というと、でっぷりと太った体格ながら踊りがうまく玄宗皇帝に気に入られて取り立てられたと言う話、その腹に何が入っているのかと皇帝に聞かれ「た だ赤心のみ」と答えたにもかかわらず、後に安禄山の乱を起こしたと言った逸話があります。世界史の教…

渡辺和行「ド・ゴール 偉大さへの意志」山川出版社(世界史リブレット人)

ド・ゴールというと、フランスの政治家として良く出てくる人物であり、現在でもフランスの空港にその名がつけられていたりする人物です。世界史的には第2 次大戦中の「自由フランス」の話や、第2次大戦後の冷戦構造の中で独自路線を歩み、「多極化」の流れに…

オルダス・ハクスリー(黒原敏行訳)「すばらしい新世界」光文社(古典新訳文庫)

遙か遠い未来、人間を各階級ごとに違う形で生まれるように人工的に細工し、さらに生まれた後は色々な条件付け教育が行われる(本や花に対して拒絶反応を示 すようにする等)、そして生殖につながらないフリーセックスの奨励、快楽薬であるソーマの配給によっ…

6月の読書

6月はこんな感じで本を読んでいます。 ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ6」エンターブレイン:読了 松本佐保「バチカン近現代史」中央公論新社(中公新書):読了 森田安一「木版画を読む」山川出版社:読了 ディヴィッド・シンメルペンニンク=ファン=デル…