まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョナサン・ハリス(井上浩一訳)「ビザンツ帝国 生存戦略の一千年」白水社

バルカン半島からアナトリアにまたがり、時には東地中海にも領土を持っていたビザンツ帝国、この国については、怠惰、道徳的退廃、臆病、内紛、教義論争や尚古趣味にかまけ国の強化を怠ったと言った感じで捉えられることがあります。ギボンの「ローマ帝国衰…

戸崎哲彦「柳宗元」山川出版社(世界史リブレット人)

世界史で古文復興運動、唐宋八大家といったことを習うと、柳宗元の名前は必ず登場します。しかし、それ以外で柳宗元が何をやった人なのかと言われてもよくわからないという人が多いのではないかと思います。 本書は、そんな柳宗元の生涯をたどりながら、彼が…

1月の読書

2018年を迎えました。今月はこのような本を読んでいます。 1月28日の毎日新聞書評で、森谷公俊「アレクサンドロス大王 東征路の謎を解く」が塩野七生「ギリシア人の物語3」とセットで紹介されていました(評者は本村凌二先生)。塩野七生を呼んだら、こっち…