まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

長沼秀世「ウィルソン 国際連盟の提唱者」山川出版社(世界リブレット人)

アメリカ合衆国大統領ウィルソンというと、国際連盟の結成を提唱した人としてしられています。本書ではウィルソンが生きた時代の背景にも触れながら、学 者・大学人としてのウィルソン、政治家としてのウィルソン、そして大統領となってからのウィルソンにつ…

上垣豊「ナポレオン 英雄か独裁者か」山川出版社(世界史リブレット人)

フランス革命の混乱のなかで一人の軍人が人々の期待を集め、フランスの救世主として現れてきます。そして権力の階段を駆け上がり、皇帝として即位し、一時 はヨーロッパの大部分を支配します。しかし、栄光の時は長く続かず、没落し、再起を図るもそれは叶い…

メシャ・セリモヴィッチ(三谷恵子訳)「修道師と死」松籟社

オスマン帝国時代のボスニアを舞台に、修道師(これは本書の独自の訳語)アフメド・ヌルディンは弟が突如捕らえられてしまいます。そしてかれのもとに判事 の妻が自分の弟に相続権放棄するようにできないかと相談をうけたとき、彼はそれによって弟を助けられ…

11月の読書

11月はこんな感じで本を読んでいます。 中野明「グローブトロッター」朝日新聞出版:読了 江村洋「カール5世」河出書房新社(河出文庫):読了 鹿島茂「怪帝ナポレオン3世」講談社(学術文庫):読了(再読) メシャ・セリモヴィッチ「修道師と死」松籟社:…