まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

上半期ベスト約10冊

2018年上半期のベスト本をえらんでみました。順不同です。 吉武純夫「ギリシア悲劇と「美しい死」」 秋山晋吾「姦通裁判」 ヨーゼフ・ロート「ラデツキー行進曲」 メアリー・ビアード「SPQR ローマ帝国史」 Peter Thonemann 「The Hellenistic Age」 ジ…

ヨーゼフ・ロート(平田達治訳)「ラデツキー行進曲(上下)」岩波書店(岩波文庫)

「ラデツキー行進曲」というと、ラデツキー将軍のサルデーニャに対する勝利を記念して作曲され、その軽快な響きは日本でも色々な場面で使われています(NHK Eテレの番組間の繋ぎでも使っていますね)。また、いまでもオーストリアの行事や式典でよく演奏され…

吉川忠夫「侯景の乱始末記 南朝貴族社会の命運」中央公論新社(中公新書)

最近、南北朝時代の歴史が流行っているらしく、いろいろ本が出ているようです。そういうわけで、かなり古い本ですが、読んで見ました、、、 というどうしようもない話はさておき、中国史において五胡十六国の動乱が華北で続き、北朝ができるまでの時代、江南…

6月の読書

6月になりましたが、今月はこんな本を読んでいます。 ヨーゼフ・ロート「ラデツキー行進曲」は岩波「文庫」で、新書ではありません。最初に書いたときに間違えていたので、念のため。 天野忠幸「松永久秀と下克上」平凡社:読了 プルタルコス「モラリア4」…