まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

柴裕之「徳川家康 境界の領主から天下人へ」平凡社

戦国三英傑としてまとめられる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、彼らの天下統一について「織田がつき、羽柴がこねし天下餅 座りしままに食うは徳川」という具合に語られることがあります。また、鳴かぬなら鳴くまで待つという後世の評価にも見られるように、家…

タヌーヒー(森本公誠訳)「イスラム帝国夜話(上)」岩波書店

イスラム世界の説話、逸話集というと、『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』が有名です。イスラム帝国に流入した興味深い、奇想天外な説話の数々に見せられた人も多いと思います。しかしそういう説話集とはまた違う味わいのあるのが、アラビアンナイトにも…

7月の読書

7月になりました。今月はこんな本を読んでいます。 夏の暑さも日増しに強くなり、あまり読書ははかどらず。 先月と比べるとペースは落ちそうです。 それは別として、なぜかプルタルコス(森谷公俊訳)「新訳アレクサンドロス大王伝」の感想が検索で引っかか…