まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

岩明均「ヒストリエ」9巻、講談社

アレクサンドロス大王の書記官を務めたエウメネスの生涯を題材とした漫画「ヒストリエ」、第8巻がでたのが2013年の夏、そしてようやく第9巻が出まし た。連載も原則隔月連載、しかも単行本作業が入ると長期間休みに突入するというなか、ずいぶんと新刊が出る…

トム・リース(高里ひろ訳)「ナポレオンに背いた「黒い将軍」 忘れられた英雄アレックス・デュマ」白水社

デュマと聞くと、「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」の作者、あるいは「椿姫」の作者を思 い浮かべる人はいると思います。しかし、彼らのご先祖様が実は軍人であり、しかもサン=ドマング(現在のハイチ)出身の黒人であるということは、佐藤賢一 の小説弟…

カズオ・イシグロ(土屋政雄訳)「忘れられた巨人」早川書房

魔法や龍といった不思議な物が存在し、ブリトン人がサクソン人に取って代わられつつある時代のイングランド、アクセルとベアトリス2人の老夫婦がブリトン人の集落で暮らしていました。そんな彼らがある日、遠くの村にいる息子に会いに旅に出ることになります…

5月の読書

5月になりました。もう今年も3分の1が終わってしまいましたね。 5月ですが、こんな感じで本を読んでいます。カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」は面白くて、何度も読み返しています。あと、アレックス・デュマ将軍の評伝も2度ほど繰り返したかな。というわ…