まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

浦沢直樹・長崎尚志「MASTERキートン Reマスター」小学館

今から20年以上前に描かれた「MASTERキートン」、かつてはSAS所属、今は探偵業、保険会社の調査員をしている考古学徒を主人公とし、主人公を巡 る人間ドラマと考古学や歴史学、そして連載当時が冷戦末期および終結直後だったこともありそのころの国際情勢も…

周藤芳幸「ナイル世界のヘレニズム エジプトとギリシアの遭遇」名古屋大学出版会

西洋の歴史において、ヘレニズム時代は「グローバル化」を迎えた時代としてとらえることができると思います。ギリシア人が活動する範囲はこれまで以上に拡 大していきました。では、長きにわたり一つにまとまった文明をつくってきたエジプトにおいてはどのよ…

絲山秋子「海の仙人」新潮社(新潮文庫)

宝くじで3億円をあてたのをきっかけに、主人公の河野は会社を辞めて敦賀に引越した。とりあえずアパート経営をしながら釣りをしたり、ヤドカリを飼育したりしながら過ごすかれのもとに居候を志願する神様・ファンタジーが現れます。 そこからなぜか神様と同…

11月の読書

11月になりました。今年もあとわずかですね。 11月はこんな感じで本を読んでいます。 浦沢直樹・長崎尚志「MASTERキートン Reマスター」小学館:読了 シリトー「長距離走者の孤独」新潮社(新潮文庫):表題作のみ読了 周藤芳幸「古代ギリシア 地中海への展…