まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

スティーブ・ブルサッテ(黒川耕大訳・土屋健監修)「恐竜の世界史」みすず書房

恐竜についての研究というと、ここ四半世紀の間に驚異的な勢いで研究が進み、新しい成果が上がっている分野と言って良いでしょう。かつては恐竜というと鱗に覆われた変温動物で動きも鈍く、頭も悪い大型爬虫類という認識であり、復元された恐竜の姿も直立歩…

プルタルコス(城江良和訳)「英雄伝5」京都大学学術出版会(西洋古典叢書)

京都大学の西洋古典叢書から、プルタルコスの「モラリア」が全訳され、「英雄伝」も新訳の刊行が続いています。4巻目は「ヒストリエ 」でおなじみ(?)のエウメネスが登場しましたが、世界史で普通に名前が出てくるレベルの人というとポンペイウスくらいと…

9月の読書

9月はこのような本を読んでいます。 スティーブ・ブルサッテ「恐竜の世界史」みすず書房:読了 ジョージ・エリオット「サイラス・マーナー 」光文社(古典新訳文庫):読了 滝川幸司「菅原道真」中央公論新社(中公新書):読了 指昭博「キリスト教と死」中…