2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今年読んだ本のなかから、ベスト10をえらんでみました。べつに順番は良かった順番というわけではなく、単に読んだ順番に並べているだけです。なお、漫画は抜き、ということで。 ・クレア・キーガン「青い野を歩く」白水社(エクス・リブリス) ・澤田典子「…
禁酒法時代のアメリカ、とある市の賭博師ボーモントは、友人であり市を裏で牛耳る顔役マドヴィックから上院議員選挙への協力を頼まれます。その時、ボーモ ンドはその話を断るのですが、その後上院議員の息子の遺体を発見、やがてその犯人がマドヴィックであ…
日本で西洋古代史の研究が行われるようになってから、もうかなりの年月になりますが、その間に研究はより精緻なものとなっていますし、対象となるテーマも 広がってきてます。また、研究に携わる教員・学生も普通に海外に留学して研究に励んだり、海外の雑誌…
中世ヨーロッパ史において、カール大帝は西ヨーロッパ世界の成立にも深く関わる、非常に重要な人物の一人です。しかしその割には彼を扱った本は数が少なく、その少ない本も絶版となっているというのが現状でした。 本書は、かつて講談社選書メチエでカール大…
今年も後1ヶ月になりました。さて、どれだけ本を読めるかな。 渡邊義浩「儒教と中国」講談社(選書メチエ):読了 桜井万里子・師尾晶子(編)「古代地中海世界のダイナミズム」山川出版社:読了 ダシール・ハメット「ガラスの鍵」光文社(古典新訳文庫):…