まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シオドラ・ゴス(鈴木潤他訳)「メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち」早川書房

時は世紀末のヴィクトリア朝、ロンドンにて主人公メアリ・ジキルは死んだ母親が「ハイド」という人物に毎月送金していたことを知ります。この「ハイド」、殺人容疑で追われている人物ですが、なぜ母が彼に送金していたのか。その謎を解くため、メアリは探偵…

井上浩一「歴史学の慰め アンナ・コムネナの生涯と作品」白水社

昨年末より、ビザンツ帝国関連の書籍が次々と刊行されています。その中には私も読んで感想を書いたアレクシオス1世の伝記「アレクシアス」も含まれます。本書は、その「アレクシアス」を書いた歴史家にしてビザンツ皇女アンナ・コムネナの生涯と、彼女の作品…

7月の読書

今年ももう半分終わってしまいました。果たして後半はどうなるんでしょうか。それはさておき、7月はこんな感じです シオドラ・ゴス(鈴木潤他訳)「ミセス・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち」早川書房:読了大月康弘「帝国と慈善 ビザンツ」創文社…