まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

合田昌史「大航海時代の群像」山川出版社(世界史リブレット人)

ヨーロッパから各地への航海がおこなわれ、ヨーロッパの人々の世界の認識の拡大と、海外への進出へとむかうきっかけとなった大航海時代は、近世の始まりとして位置づけられます。一方で、大航海時代のヨーロッパからの各地への進出を中世の十字軍やレコンキ…

小関隆「イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ」中央公論新社(中公新書)

1960年代のイギリス、ビートルズが世界的人気を獲得し、ロンドンがファッションの流行発信地となり「スウィンギング・ロンドン」という言葉が登場、若者文化が花開いた時代でした。また、性の解放などが進み今までの社会では認められなかったものが認められ…

ヴァレリー・ハンセン(赤根洋子訳)「西暦一〇〇〇年 グローバリゼーションの誕生」文藝春秋社

グローバル・ヒストリーと言う言葉がしきりに言われるようになった昨今、色々と世界のつながりの様子を描く本はでています。世界の各地域がつながっていくプロセスを扱うというと、多くの場合は大航海時代以降であったり、あるいはモンゴル帝国の時代であっ…

南川高志・井上文則(編)「生き方と感情の歴史学 古代ギリシア・ローマ世界の深層を求めて」山川出版社

(4月に一度読み終えましたが、その時点では忙しさもあり感想書くのはやめておこうと思っていました。しかし時間が経ち、感想を書こうかなという気持ちになってきたので、5月に改めて読み直したうえで書いています) 京都大学で長期にわたり教鞭をとってきた…

5月の読書

5月になりました。このような本を読んでいます。バーンズの「イングランド、イングランド」についていは、かなり昔に感想をここのブログで書いているので、わざわざ感想を改めて書くことはしませんが、是非読んでみて。 合田昌史「大航海時代の群像」山川出…