まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

檀上寛「陸海の交錯 明朝の興亡」岩波書店(岩波新書)

岩波新書ででているシリーズ「中国の歴史」はなかなか思い切ったシリーズ構成をしています。1巻では有名人は有名な出来事をあまり出すことなく、古代中国の構造を描き出し、2巻目では江南の歴史を、3巻目では草原から見た中国史を描き出してきました。通常の…

高橋進「ムッソリーニ」山川出版社(世界史リブレット人)

第二次世界大戦の枢軸国を見て比べたとき、敗戦までのプロセス及びその後の状況には色々な違いが見られます。イタリアの場合はレジスタンスが発生したり国際軍事裁判も開かれていないなど、ドイツや日本とはかなり違うところがみられますが、それは一体なぜ…

プルタルコス(柳沼重剛訳)「英雄伝1・2・3」京都大学学術出版会(西洋古典叢書)

京都大学学術出版会から出ているプルタルコス「英雄伝」については、エウメネス伝が掲載されている4巻および、アレクサンドロス大王伝が掲載されている5巻は手元に持っていました。しかし、よく考えたところそれ以前の巻は図書館で借りて読んだことはありま…

5月の読書

5月を迎えました。多くの人がひたすら自宅に篭り続ける生活がいつまで続くのかは正直わかりませんが、はたしてどうなるのやら。 それはさておき、5月はこのような本を読んでいます。 檀上寛「陸海の交錯 明朝の興亡」岩波書店(岩波新書):読了 高橋進「ム…