まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャンニ・ロダーリ「猫とともに去りぬ」光文社(古典新訳文庫)

光文社から昨年より刊行されはじめた古典新訳文庫では、既に翻訳がある物を新たに訳し直すこともあれば、今まで邦訳されたことのない作品を紹介することもあり、色々な作品が邦訳されています。その中に含まれる1冊が「猫とともに去りぬ」です。 イタリアの…

君塚直隆「ヴィクトリア女王 大英帝国の“戦う女王“」中央公論新社(中公新書)

行き帰りの電車の中でさっと読み終わってしまいました。 在位年数64年、18歳で即位し、死去したのが20世紀最初の年という、19世紀の「大英帝国」に君臨した女王ヴィクトリアの生涯を綴った一冊です。彼女の時代についてはイギリスの国王は「君臨すれども統治…

伊東俊太郎「近代科学の源流」中央公論新社(中公文庫)

17世紀の近代科学革命以前の西欧科学史というと、古代ギリシア・ローマの自然科学に関してちょこっとみた後、科学に関する話はほとんど無く、ルネサンスの頃になってようやく出てくるという形で習ったり覚えたりした人もいるのではないかと思われます。最近…

10月の読書

タイトルは十月の読書ですが、とりあえずここの所読んだ物をリストアップしてみます。 ジャンニ・ロダーリ「猫とともに去りぬ」(光文社 古典新訳文庫) 君塚直隆「ヴィクトリア女王 大英帝国の“戦う女王”」(中央公論新社 中公新書) マウリツィオ・ヴィロ…