まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

メアリー・ビアード(宮崎真紀訳)「SPQR ローマ帝国史 I , II」亜紀書房

*訳者のお名前はたつさきなのですが、文字化けするため崎で表記しています。すみません。 古代ローマ史に関する本は世の中に多くあり、それらはローマがイタリア半島の一都市国家から地中海帝国へと発展する過程、そこで活躍した偉人たちの話やローマの勝利…

西成彦(編訳)「世界イディッシュ短篇選」岩波書店(岩波文庫)

イディッシュ語という、東欧圏のユダヤ人たちの間で使われていた言語があります。いまでは使用者もだいぶ減ってしまいましたが(アメリカでは英語、イスラエルではヘブライ語に変わった人たちも結構いるとか)、世界各地に移住した東欧圏ユダヤ人の間で使わ…

秋山晋吾「姦通裁判 18世紀トランシルヴァニアの村の世界」星海社(星海社新書)

18世紀後半、トランシルヴァニア侯国のある村で、姦通裁判がおこりました。夫が妻と自分のいとこを訴えるというこの姦通裁判の証言聴取記録がのこされており、それをもとにこの出来事の真相はどのようなものだったのかを探っていく一冊です。 しかし、姦通事…

5月の読書

5月になりました。5月はこのような本を読んでいます。 メアリー・ビアードのローマ史本の翻訳が出るとは思っていませんでした。面白いので是非。 メアリー・ビアード「SPQRローマ帝国史 I,II」亜紀書房:読了 竹中亨「ヴィルヘルム2世」中央公論新社(中…