まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

藤井真生「中世チェコ国家の誕生 君主・貴族・共同体」昭和堂

古代や中世に形成された国家的枠組みが、その後近代に民族運動を展開する際に国家としての範囲と見なされていくところがあるようです。近代国民国家を作る 際に、どこまで歴史を遡るのかというと地域により差がありますが、東欧の場合ですと中世の国家が参照…

稲野強「マリア・テレジアとヨーゼフ2世」山川出版社(世界史リブレット人)

マリア・テレジアとヨーゼフ2世というと、18世紀にオーストリアを発展させていこうとした君主としてその名前が良く出てきます。また、マリア・テレジア というと、「外交革命」、そしてマリー・アントワネットの母親といったことは良く触れられますし、ヨー…

中田一郎「ハンムラビ王」山川出版社(世界史リブレット人)

ハンムラビ王というと、バビロン第1王朝の王様として、ハンムラビ法典を制定したと言うことは世界史の授業でも普通にならうことです。そんなハンムラビ王についてコンパクトにまとめた一冊がでました。 まず、ハンムラビ王が登場するまでのメソポタミア情勢…

3月の読書

3月になりました。3月はこのような本を読んでいます。 *3月6日に拍手コメントを下さった方 デモステネスの演説、面白いですよ。是非是非読んでみて下さい。 渡邉大門「牢人たちの戦国時代」平凡社(平凡社新書):読了 アレッサンドロ・バルベーロ「近世ヨ…