まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

松田俊道「サラディン」山川出版社(世界史リブレット人)

サラディンというと、映画「キングダム・オブ・ヘブン」でも優れた指導者として描かれています。西洋世界においてもサラディンは長きにわたり称賛されてきていますし、イスラム世界では聖地イェルサレムを奪回した英雄として今もなお人気があります。 その他…

カルミネ・アバーテ(関口英子訳)「風の丘」新潮社

カラブリア地方にあるロッサルコの丘。この丘の土地を集積し、この地に根を下ろして暮らす アルクーリ家のアルベルト、アルトゥーロ、ミケランジェロ、リーノの4世代にわたる男達、そして嫁いできたソフィア、リーナ、マリーザといった女達、彼ら は第1次大…

(再読)佐藤昇「民主政アテナイの賄賂言説」山川出版社

民主政アテナイの賄賂について、賄賂について語られた言説を色々と検討しながら、当時の人々が賄賂という物をどう考えていたのか。本書は民主政アテナイの賄賂に関する言説を手がかりに、アテナイ市民の権力観やそれを生み 出した政治・社会・文化的背景を探…

2月の読書

2月はこのような本を読んでいます。 松田俊道「サラディン」山川出版社(世界史リブレット人):読了 ウー・ミン「アルタイ」東京創元社:読了 河原温・堀越宏一「図説中世ヨーロッパの暮らし」河出書房新社:読了 柿沼陽平「中国古代の貨幣」吉川弘文館:読…