まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

平山優「長篠合戦と武田勝頼」吉川弘文館

(注)本書はもっと前に読んだ本ですが、7月に「検証長篠合戦」がでるということで、まとめて7月に感想をアップすることにしていました。 長篠合戦というと、どのようなイメージを持つでしょうか。多くの人は織田信長が3000丁の鉄砲を用いて武田の騎馬隊を打…

平山優「検証長篠合戦」吉川弘文館

長篠合戦や武田勝頼、そして織田に関する世間に流布する諸々の説は果たして妥当なのか、今 一度史料に立ち返り再検討を加えていく本として、このブログで取り上げている「長篠合戦と武田勝頼」があります。しかし、まだ論点となる事柄がいくつか 残っており…

ティモシー・スナイダー(池田年穂訳)「赤い大公 ハプスブルク家と東欧の20世紀」慶應義塾大学出版会

ウクライナ王になろうとして策謀を巡らしたり、ナチスへの接近と寝返り、そしてソ連に捕ら えられ獄死するという壮絶な人生をたどった本書の主人公ヴィルヘルム・フォン・ハプスブルク、彼は中欧に長らく存在したハプスブルク君主国の皇族の一人に して、ヒ…

7月の読書

7月はこう言う本を読んでいます。なお、お薦めに「長篠合戦と武田勝頼」をのせていますが、もっと前に読んだ本です。しかし「検証長篠合戦」がでたので、それとセットで取り上げてみました。 あと、昨年12月のお薦めにのせた「図説アレクサンドロス大王」に…