まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェニファー・イーガン(中谷友紀子訳)「マンハッタン・ビーチ」早川書房

世界恐慌発生後、1934年のアメリカはニューヨーク、エディ・ケリガンが12歳の娘アナを伴い、イタリア系ギャングのデクスター・スタイルズの邸宅を訪れるところから物語はスタートします。エディがデクスター邸を訪れたのは、体に障害がある次女のため車椅子…

岸本美緒(編)「1571年 銀の大流通と国家統合」山川出版社(歴史の転換期)

16世紀というと、大航海時代、そして世界各地の結びつきが強まりはじめる時代といえます。ヨーロッパの海外進出が進んだ時代であるともいえますし、中国における銀需要の増大が世界を結びつけたともいえるところもあります。さらに、この時代の東南アジアに…

大木毅「独ソ戦」岩波書店(岩波新書)

(7月に一度読み終わり、その時に感想を書こうと思ったのですが、時間が無く、もう一度読み直してから改めて感想を書いています) 軍事史というと、歴史学研究の世界では一寸色物扱いされたり、好事家的な読み物は結構多く出ていたりする分野です。第二次世…

8月の読書

8月になりましたが、このような本を読んでいます。7月は途中から色々読んでいたため、感想を書くのが追いついていない本があります。なので、8月にその辺の本の感想を書いて載せようかなと思います。 ジェニファー・イーガン「マンハッタン・ビーチ」早川書…