まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アミタヴ・ゴーシュ(小沢自然・小野正嗣訳)「ガラスの宮殿」新潮社

コンバウン朝が英国にやぶれ、暴徒達が王宮に物盗りのために乱入したとき、物盗りの一団にまぎれこんでいたインド人の孤児ラージクマールとコンバウン朝の 侍女ドリーが出会います。そして時が流れ、ラージクマールは材木ビジネスで成功、ドリーはインドに追…

レオ・ペルッツ(垂野創一郎訳)「ボリバル侯爵」国書刊行会

ナポレオン戦争中のスペインでは、ナポレオンの支配に対し英国の支援を受けつつゲリラ達が抵抗運動を展開します。これに対してナポレオンもかなりの軍勢を 送り込みますが、結局敗退することになります。この時にナポレオンの派遣した軍隊にいたナッサウ連隊…

チャド・ハーバック(土屋政雄訳)「守備の極意(上・下)」早川書房

アメリカには野球を題材にした小説は結構あります。「ユニバーサル野球協会」「アイオワ野球連盟」「すばらしいアメリカ野球」「シューレス・ジョー」などなど…。そんななかに、新たに加わったのが、この本です。 主人公のヘンリーは名手として知られた遊撃…

(昔を振り返る)2007年のベスト

2007年のベスト本です。ブログ開設前に載せた物が結構多くあります。 なお、2006年以前はどうやらベスト10を選んでいなかったようですので、これが最古のベスト10となります。 森谷公俊「アレクサンドロスの征服と神話」講談社(興亡の世界史第1巻) カズオ…

(昔を振り返る)2008年のベスト

このブログにベスト10冊を載せていたと思ったのですが、すっかり忘れていたり、ブログ開設前のベスト10は載っていないなど、抜けているところがあるため、それを掲載しようと思います。先ずは2008年のベストから。 澤田典子「アテネ 最期の輝き」岩波書店 橋…

1月の読書

2014年になりました。あけましておめでとうございます。 1月はこんな本を読んでいます。 平山優「長篠合戦と武田勝頼」は非常におもしろい本でしたが、今年の夏頃にこれとセットになる「検証・長篠合戦」という本が出るようです(著者によると現 在校正中と…