2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
アジア人物史2巻は2世紀から7世紀、それも仏教の展開に関係する南アジアの事柄(上座部仏教、大乗仏教の成立や発展)と、東アジアを中心とした内容となっています。扱われる人物もナーガールジュナ、ブッダゴーサ、ムハンマドといったところをのぞくと、すべ…
中国の歴史のなかで、唐の時代というと日本との関係では遣唐使の派遣、様々な文物の受容、鑑真の渡来など、さまざまなことがあがるかと思います。また、現代においても李白や杜甫の漢詩は漢文の授業で習ったりもしますし、「貞観政要」をリーダー論の書籍と…
古代ローマの軍事を扱った書籍はいくつかありますが、共和政期の市民軍からマリウスの軍制改革により職業軍人化の道が開け、内乱の1世紀をへて帝国が樹立されると常備軍となり、元首政期、常備軍化した軍団兵は辺境を中心に配備されたといった、帝政前期のあ…
ジキル博士の娘メアリと、その妹でハイドの娘ダイアナ、そのほかマッドサイエンティストの「娘たち」の活躍と「アテナ・クラブ」の結成を描いた「メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち」、その最後の方ででてきたヴァン・ヘルシング博士の娘とい…
世界史リブレット人の新刊は東ローマ皇帝ユスティニアヌスを取り上げています。世界史でも「ローマ法大全」の編纂、ローマ帝国の領土の再征服戦争、そしてハギア・ソフィア聖堂(これは再建ですが)と言ったことが取り上げられる人物です。 本書では、皇后テ…
集英社のアジア人物史の1巻は古代世界を扱います。各地の神話の部分から話を始めますが、ここで結構ページをさいています。その後西アジア、東アジア、北アジア、南アジア、東南アジアといった各地の人物を扱いながら歴史を書いていきます。 やはり、史料的…
3月になりました。年度末ですね。 今月はこんな感じで本を読んでいます。 姜尚中(総監修)「アジア人物史2 世界宗教圏の誕生と割拠する東アジア」集英社:読了 森部豊「唐 東ユーラシラの大帝国」中央公論新社(中公新書):読了 井上文則「軍と兵士のロー…