まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小林功「生まれくる文明と対峙すること 7世紀地中海世界の新たな歴史像」ミネルヴァ書房

7世紀、「アラブの大征服」により古代から続いてきたササン朝は滅亡、ビザンツ帝国はその領域を縮小させました。アラブ国家の登場により、オリエント世界は古代から新しい段階に入りました。では、生き残ったビザンツ帝国がこの新たに生まれてきた国家とどの…

アルド・A.・セッティア(白幡俊輔訳)「戦場の中世史」八坂書房

中世ヨーロッパの戦争というと、鎧や槍を装備した騎士のぶつかりあいと言ったイメージがあるかもしれません。しかし、本書によると、中世ヨーロッパにおいて、大軍同士がぶつかり合う会戦というのは大きな損害が出るリスクがあることから極力避けようとして…

1月の読書

年が明けました。今年もよろしくお願いします。 ここ数年で買い込んで読み残している本、年末にまとめて買った古本、その辺りを少しずつ今年の間に片付けたいと思っています。 それは以下の本です 「紀元千年の皇帝」 「漢帝国の成立」 「戦場の中世史」 「…