まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェームス・ロバートソン(田内志文訳)「ギデオン・マック牧師の数奇な生涯」東京創元社

スコットランドのある出版社に、一つの奇妙な原稿が持ち込まれました。それは半年前に失踪した牧師ギデオン・マックが書き残した手記がもちこまれました。マック牧師は失踪する直前、スコットランドにおいてちょっとした有名人となっていた人物でした。 崖か…

エドヴァルド・ルトヴェラゼ(帯谷知可訳)「アレクサンドロス大王東征を掘る」NHK出版(NHKブックス)

昨年でた、森谷公俊「アレクサンドロス大王 東征路の謎を解く」(河出書房新社)はイランにおけるアレクサンドロス東征路の一端を明らかにしようとした一冊でした。アレクサンドロス大王の東征ルートについて検討した本が他に何かあったと記憶していましたが…

ラーナー・ダスグプタ(西田英恵訳)「ソロ」白水社

物語のはじまりは現代のブルガリア、もうすぐ生涯を終えそうな盲目の老人ウルリッヒが自分の生涯を回想しています。鉄道技師の父と、政治や社会など様々なことに関心を持つ母の間に生まれた彼は、幼い日には音楽に興味を示しながらも音楽を諦めることとなり…

2月の読書

2月はこのような本を読んでいます。 ジェームス・ロバートソン「ギデオン・マック牧師の数奇な生涯」東京創元社:読了 エドヴァルド・ルトヴェラゼ「アレクサンドロス大王東征を掘る」NHK出版(NHKブックス):読了 ラーナー・ダスグプタ 「ソロ」白水社:読…