まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ローラン・ビネ(高橋啓訳)「HHhH プラハ、1942年」東京創元社

タイトルを見るとこれは一体なんて読んだらいいのかわからない本ですが、以下の文の略です。 Himmlers Hirn heißt Heydrich(ヒムラーの頭脳はハイドリッヒと呼ばれる) ナチスの高官でユダヤ人問題の最終的解決(これが結局ユダヤ人絶滅計画へと向かうわけ…

クセノポン(松平千秋訳)「アナバシス 敵中横断6000キロ」岩波書店(岩波文庫)

紀元前5世紀末、ペルシアの王子で小アジア方面の総督だったキュロス(王朝創始者と区別して小キュロスと呼ぶこともあります)が密かに兵を集め、王位を 狙って内陸へと侵攻します。しかしクナクサの戦いでキュロス軍は途中まで優勢に戦いを進めていたにもか…

7月の読書

7月はこんな本を読んでいます。 ナイジェル・クリフ「ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」」白水社:読了 石鍋真澄「フィレンツェの世紀」平凡社:読了 本村凌二「世界史の叡知」中央公論新社(中公新書):読了 ブライアン・フェイガン「歴史を変えた気候大変動」…