岩明均「ヒストリエ」の最新刊がようやく発売。
第６巻の内容について、
・マケドニア王国はこんな国。
・アイデアマン・エウメネスの凄い道具を見よ。
・“王子とミエザの愉快な仲間達”続々登場。
・「てきにやられた」
・“ヘファイステイオン”登場。まさかこういう設定とは…
と、いくつかあげてみました。物語はマケドニア王国編に突入し、王子アレクサンドロスも登場、そして「もうひとりのアレクサンドロス」ことヘファイステイ オンも登場します。その設定にびっくりする人は多いのではないかと思います。ヘファイステイオンとエウメネスの関係をなまじプルタルコスなどで読んで知っ ていると、この設定からどのように話をつなげていくのか、非常に気になるところです。
現在の話は舞台説明・登場人物整理といった感じではありますが、色々と重要人物（その後の展開上重要な人たちがでてきますし、エウメネスとも浅からぬ縁の ある人たちだったりします）が登場してきます。ペルディッカス、プトレマイオス、カッサンドロス、フィロータス、ハルパロス、ネアルコス等々、アレクサン ドロスの武将たちも次々登場します。
ミエザの学園生活の場面を見ると、歴史上の彼らのその後についてなまじしってしまっているだけに、彼らが何でこんな目に遭うことになったんだろうかとか、 何故争わねばならなくなったんだろうか等々の感情を抱かずにはいられません。果たしてこの漫画の中で、彼らの関係の変化をどのように描き出すのか、そして エウメネスが彼らとどのように絡んでいくのかを楽しみに、これからの連載及び単行本刊行を待つことにします。
