まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

岩明均「ヒストリエ」第5巻、講談社

月刊「アフタヌーン」にて連載中の岩明均ヒストリエ」の最新刊が今日発売されたため、早速買ってきて読んでいます。

第5巻の内容ですが、

・片眼の男の正体が明らかに!
エウメネスの新生活。
・「文化がちが~う」ホームステイ。
・「王子」登場?!

と、いくつかあげてみましたが、この漫画の面白さは読まないと分かりません。物語はいよいよマケドニア王国編に突入します。

この漫画を読んでいると、ときどきまるっきり同じようなコマが連続して出てくることがあります(第5巻でも、そう言う場面があります)。見ているとほとん ど同じなのですが、同じコマでも最初の物と次の物で、ちょっとした感情の変化が現れてきているように見えてくるから不思議な物です。

第5巻(そして、現在連載中の箇所)は、舞台説明・登場人物整理といった感じで、特に話がそれ程進んでいる感じではありません。しかし、この部分で色々な 伏線がはられているような所もあり、これが果たして次の物語の展開にどう関係してくるのか、そしてエウメネスはこの中でどうなっていくのかが楽しみになっ てきます。

それにしても、ペラの街の全体図や整列するマケドニア軍の絵をみていると、この漫画がどうしても連載ペースが遅くなる理由が分かる気がします。連載当初は 下書きっぽいところがあったとしても単行本ではすべてきちんと書き込まれています。そういった仕上げの作業をしないといけなかったり、下調べをしなくては いけなかったりするため、どうしても連載ペースはスローペースになるのでしょう。早く読みたいけれど、無理はしないで欲しいと思いますが、果たしてどうな るか…。