しばらく忙しくなりそうなので、あまり新しい本は読めそうにありません。なので、ここらで一旦閉めてもいいかなという気がします。
まずは下半期のベスト本を選んでみようと思います。今年のベストはもう少し考えて見ます。
張愛玲(藤井省三訳)「傾城の恋/封鎖」光文社(古典新訳文庫)
蔀勇造「物語アラビアの歴史」中央公論新社(中公新書)
ジョゼ・ルイス・ペイショット(木下眞穂訳)「ガルヴェイアスの犬」新潮社
比佐篤「貨幣が語るローマ帝国史」中央公論新社(中公新書)
アーサー・フェリル(鈴木主税・石原正毅訳)「戦争の起源」筑摩書房(ちくま学芸文庫)
貴堂嘉之「移民国家アメリカの歴史」岩波書店(岩波新書)
桃崎有一郎「武士の起源を解きあかす」筑摩書房(ちくま新書)
イヴォ・アンドリッチ(松谷健二訳)「ドリナの橋」恒文社
イヴォ・アンドリッチ(栗原成郎訳)「宰相の象の物語」松籟社
レオ・ペルッツ(垂野創一郎訳)「どこに転がっていくの、林檎ちゃん」筑摩書房(ちくま文庫)
高畠純夫・齋藤貴弘・竹内一博「図説古代ギリシアの暮らし」河出書房新社
近藤和彦「近世ヨーロッパ」山川出版社(世界史リブレット)
小笠原弘幸「オスマン帝国」中央公論新社(中公新書)
下半期に読んで面白かった本を色々あげたらこのような結果になりました。12冊ありますが、気にしないでください。べつに10冊に限っているわけではないです。後半を見ると、歴史系の新書が多くなっている気がします。とくに中公新書は多いですね。
あとは、小説はそんなに読めなかった(そして、読み切れず返した本もいくつか)のですが、アンドリッチは改めて読みましたが面白いですね。個人的にはガルヴェイアスの犬は年間ベストに入るなあ。あと、レオ・ペルッツも面白い
意外だったのは、ちくま学芸文庫からアーサー・フェリルが文庫化されたことでしょうか。なぜ河出じゃなかったのか?
年間ベスト、どうしようかとまよいます。