サイトの方でちょこっと書いてみましたが、こちらでは補足っぽいことを。
(なお、ベストはこういう感じです)
・イスマイル・カダレ「死者の 軍隊の将軍」と他の作品(これが面白かっ たので、他のカダレ作品にも手を出すことに。他の作品もいいですね。今年は カダレを知ることが出来たのが収穫でした)。
・プリーストリー「夜の来訪 者」(読み始めたらすぐに引き込まれてしまいました。次々と明るみにでる事実、そして最後のどんでん返し、うまいです)。
・カレル・チャペック「山椒魚 戦争」(最初は従順だと思った山椒魚がこういう風になるとは思わなかったんだろうか…。おごりは禁物)
・宮野裕「「ノヴゴロドの異端 者」事件の研究」(意外と読みやすく読んでしまいました。レッテルを貼って敵を追い落とすということは昔からあるんですね)
・石川博樹「ソロモン朝エチオ ピア王国の興亡」(アフリカ史の専門書なんてなかなか目にかからないのですが、面白く読めました)。
・ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」(年末近くになって、突如登場した、今年読んだ中では一番面白かった漫画)
・マルコス・アギニス「マラー ノの武勲」(今年読んだ翻訳物で3つ選べと言われたなら、カダレとプリーストリーとこれの3つを選ぶかな)。
(1)カダレ作品をずらずらと列挙するのも何だかなと思ったので、とりあえずタイトル1本とその他という感じで紹介。今年はカダレを読めたというのは大きな収穫ですね。面白かったです。
(2)あとは、「テルマエ・ロマエ」は果たしてこの続きがあるのかどうか少し心配になってしまいますが(ネタが続くのか…?)、とにかくこれも面白いです ね。今年読んだ漫画の中では一番面白かったです(単行本で買って読んだものに限定します。「ヒストリエ」は別格なので…)。
(3)今年もチョコチョコ専門書に手を出していますが、取り上げた2冊は読みやすかったし、面白かったし、と言うことでベスト本に入れています。昨今の出版事情を考えるとなかなか出すのは難しそうな本ですが、読めて良かったです。