まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2015-06-18から1日間の記事一覧

レオ・ペルッツ(垂野創一郎訳)「スウェーデンの騎士」国書刊行会

時代はカール12世の時代、軍を離れてスウェーデン王のもとへと急ぐ貴族と泥棒がひょんな事から出会い、しばしともに行動します。しかし貴族から代父のも とへの言伝を頼まれた泥棒は、そこで出会った娘に心を奪われ、さらに領地の惨状を目にしたことで領地を…

イェルク・ムート(大木毅訳)「コマンド・カルチャー」中央公論新社

昔、世界に2種類のタイプの学校がありました。一つは上級生による極めて理不尽な下級生しごきが横行し、カリキュラムもおよそ本来その学校で求められてい ることとは遠い内容に重点が置かれ、指導も画一的というきわめて硬直化した学校で、こちらでは学校で…