まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2021-03-16から1日間の記事一覧

アレクサンドラ・ダヴィッド=ネール/アプル・ユンテン(富樫瓔子訳)「ケサル王物語」岩波書店(岩波文庫)

ある時、チベットにて信心深い母親と現世の富貴に強い関心を抱く娘がいました。母親が突然インドへ巡礼の旅に出てしまい、仏陀の教えに従い幸せな生涯を送り、娘の方は度重なる不幸に見舞われる中、仏陀の教えに対し強い憎しみの念を抱きながら死んでいきま…