まずはこの辺は読んでみよう

しがない読書感想ブログです。teacupが終了したため移転することと相成りました。

2010-11-26から1日間の記事一覧

ウンベルト・エーコ(堤康徳訳)「バウドリーノ(上・下)」岩波書店

「薔薇の名前」、「フーコーの振り子」などで有名なウンベルト・エーコの久々の小説は、12世紀から13世紀の中世ヨーロッパを舞台とした、虚構と現実の 狭間が段々とよく分からなくなっていきながら展開される冒険小説のようなものでした。しかし単なる冒険小…