結局4月は「これはっ!」と思うような本は今のところ無いですね。確かに「鉄腕ゲッツ行状録」や「カロルス大帝伝」はそれなりに面白かったものの、是非とも進めたいかと言われるとちょっと厳しいというのが読んだときに感じたことです。
次いで、「スペードの女王」は今更私があれこれ書かなくても読んでいる人は結構いそうですし、「現代イスラーム思想の源流」は自分のサイトの方に書いてしまっているから、ここでいちいち書かなくてもいいことです。なお、後の2冊はそれほど薦めるような本でもないかなと(必要に駆られて読むか、ちょっとした暇つぶしに読むか)。
そんなわけで、4月は「今月のおすすめ」は無しということにしました。5月は何か紹介できるといいなと思っています。現在読んでいる「中世の覚醒」が意外とおもしろい(でも電車の中で読むと寝てしまう)ので、ちびちびと読み進めていく予定です。あと、「刺青とヌードの美術史」はなかなか面白い視点から美術史の本を書いている宮下規久朗さんなので期待しています。その他、「贖罪」は映画「つぐない」の原作なので読んでから映画を見ようと思っています。